「FBI：特別捜査班」の評価、感想、レビューです。
犯罪捜査系や医療系の海外ドラマが大好物な人にはおすすめのヒット作ですよ、やっぱり面白い！
VOD動画配信サイトで観てるんで、やめられない止められないw。
今のところシーズン2まで公開中かな？
ポチップ
監督：
ジーン・デ・セゴンザック
脚本：
Hadi Nicholas Deeb
キャスト：
ミッシー・ペリグリム ジーコ・ザキエ ボニー・ノエル ジェレミー・シスト セーラ・ウォード
久しぶりのゴリッゴリの骨太濃厚FBI犯罪捜査系ドラマです。
もう！ こういうドラマを待ってましたよ！ ん～たまらんw！
FBI:特別捜査班は「シカゴファイア」シリーズや「LAW&ORDER」シリーズで有名なディック・ウルフ制作総指揮のドラマ。FBIニューヨーク支局の精鋭たちの活躍を描いた1話完結型の犯罪捜査ドラマで、濃厚だけどサクサク観られる作品です。
もう、あのディック・ウルフ作品っすよ！
ストーリーの序盤からアツいアツい！！
ディック・ウルフは期待を裏切らずに上回ってくる男ですww。
映像的にも薄～いブルーのフィルターがかけられてるのかな？
ちょっと乾いたバキッとしたリアルな撮り方が少し映画っぽくて好みなんだよね。
これからまとめて観たいって人も多いと思うので、魅力や見どころ、あらすじなどネタバレ無しで紹介します。ぜひ鑑賞してみてください、止まらなくなりますよww。
VODではU-NEXTとHuluで観ることができます。DVDボックスも発売されてますね。
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FBI：特別捜査班 あらすじ
FBIニューヨーク支局に所属するFBI特別捜査官マギー・ベル（ミッシー・ペリグリム）は記者だった夫を亡くした過去を持つ女性。その相棒となったのは、中東系の元潜入捜査官オマル・アドム・"O.A."・ジダン（ジーコ・ザキ）。そしてこの2人のチームメンバーが、上司でFBI特別捜査官アシスタントのジュバル・バレンタイン（ジェレミー・シスト）、FBIアナリストのクリステン・チャザル（エボニー・ノエル ）、FBI特別捜査官で皆を監督するデイナ・モージャー （セーラ・ウォード）。
事件も様々で、アパートの爆破事件、毒物混入事件、連続狙撃事件、誘拐事件、憎悪犯罪、強盗事件、殺人事件など多岐にわたっています。政治、経済の中心で多種多様な人種が集う国際都市ニューヨークならではのさまざまな凶悪犯罪に挑んでいくストーリー。
この手の海外ドラマの場合、必ずいじられ役というかお笑い担当がいるんですが、このドラマにはいません。
安易に恋愛関係が生まれてゴタゴタしそうな雰囲気もありません。
変なお笑い要素もアメリカンジョークも一切なし。アメリカンマッチョ主義の過剰なアクションも無しです。
とにかく大真面目でド直球、骨太、リアリティ追及重視。
史上最もリアルなFBIを描いた海外ドラマですよ。
おかげでずっとハラハラさせられっぱなしですww。
現在日本ではシーズン2まで公開されてるのかな？ アメリカではシーズン3まで進んでるので、1周遅れって感じですかね。まだスタートしてそんなに立ってないので、リアルなFBI犯罪捜査物が見たいというなら絶対観ておいた方がいいと思います。
とまあ、ネタバレ無しでストーリーを説明するとこんな感じかな？
展開もかなりスピーディー。あっという間に続けて観ちゃって、沼です、沼ww。
毎回ほぼ一話完結なので、捜査ファイル的に説明はできてもストーリー的に説明するのはネタバレ無しは難しいんだけどねw。
「FBI：特別捜査班」は、今のアメリカ社会の姿が垣間見れる！
このドラマを観ていて印象に残るのは、テロ。特に中東系、アラブ系、黒人系に対する警戒感というのがひしひし伝わってきます。アメリカって広いから、ホントにこんなにテロを警戒してる？って思ってしまうんですが、少なくともニューヨーク周辺では最大公約数的にアメリカ人が潜在的に警戒してることなんだろうねw。エンタメ要素が入っているとはいえ、リアルだからこそ「今」のアメリカ人の意識が見えてくるようなところが面白いww。
ポチップ
特出すべきは相棒のジダン。
今までのアメリカドラマだったら、犯人や敵としてしか存在してなかったムスリムのアラブ系アメリカ人がFBI特別捜査官となって、白人女性のバディとともに活躍するドラマができるなんて、ちょっと前だったら想像もしてなかったですよ。アメリカってすげぇなぁ、時代って変わっていくのだなぁって感慨深く鑑賞ましたねw。
ある意味ちょっと人間関係っていうか、心理描写が普通の犯罪捜査系ドラマとは違うところがポイント。
ジダンは中東系の元潜入捜査官という立場から彼のアイデンティティの葛藤と信仰が描かれてるし、それぞれのキャラクターの無力さ、罪悪感、心の傷を丁寧に描きながら、さりげなく塩を擦り込んでくるww。
リアルだからこその表現って所なんだろうね。
正直言ってこのドラマは、ある意味今のアメリカ・ニューヨークの心理をリアルに切り取ってるので、「今」観ておかないと面白さが半減する稀有なドラマになる可能性があるかもしれないです。時代がちょっとズレると懐かしさが出てきちゃうんだよねww。日本のように海外から観てるとか、リアルさを知らずに5年遅れでイッキ観とかだったらあまり関係ないけど、現地ではリアルタイムが必須かもねww。
まあ、ディック・ウルフ作品だからね、そうそう簡単にはそうならないとは思うけどww。
「FBI:Most Wanted～指名手配特捜班～」「FBI:International」などスピンオフ作品もあり、かなり楽しめると思いますよww。
まあ、なるべく早く新鮮なうちに一度観てくださいよ、騙されたと思ってさww。
「FBI：特別捜査班」のメインキャスト達
ハードな内容に対してキャラクターの内面の葛藤を丁寧に描くという、なかなかデスパレードなことをやっているドラマなので、キャラクターそれぞれの個性や背景が際立ちますよね。
ネタバレはしないようにしますが、ぜひそれぞれの魅力的なキャストを楽しんでみましょう。
マギー・ベル
俳優：ミッシー・ペリグリム
この「FBI：特別捜査班」の主人公で、ニューヨーク支局のFBI捜査官。
アメリカらしい強いキャリア女性キャラなんだけど、脆いところも併せ持ってますね。このちょっとバランスの悪さが魅力だったりします。美人なんだけどねぇ、プライベートでも眉間にシワが寄ってることが多くてほとんど笑顔を見せないんですよねぇ～。
元々はインディアナの警察官だったがFBIと合同捜査した誘拐事件をきっかけにFBIへ転職。正義感が強くて共感能力の高い女性だが、被害者へ感情移入し過ぎるところがあり、ストレス要因だったりします。夫のジェイソンは報道記者だったが、1年前に不慮の事故で亡くなっており、その悲しみをいまだ乗り越えられずにいます。
なかなかの正義の人なので、この人の活躍はスカッとすること間違いなしww。
オマル・アドム・"O.A."・ジダン
俳優：ジーコ・ザキ
マギーの相棒のFBI捜査官。元FBIの潜入捜査官で、アラブ系のイスラム教徒。
最初第一話で出てきたとき「え？ マジで？」って驚いたよねw。アメリカドラマを観慣れてる人だったら分かると思うけど、アラブ系は犯人キャラだもの、絶対ありえない。おいおい、こんな分かりやすい隠れ犯人の配役なんてありえるのか？ なんて疑ったけど、全然違ったね。マジもんで超優秀な捜査官！
軍人出身でイラク派遣の経験があり、自分の人種を利用することもあるが、「アメリカ人である誇り」ということと「イスラム＝悪」という立場に一番苦しんでいるように見えないようにしてるけど漂ってきちゃうよね。
私は信仰が無いのでよく分からないですが、この信仰に苦しむ姿も描かれています。
かなり頑固でまじめ、融通が利かないところが、なんだかものすごく人間的な魅力を醸し出してるよねぇ。
普通のドラマだったら、マギーとの恋愛話ごにょごにょwに発展するんだと思うんですが、宗教的な違いやこの人間関係からはまずそういった方向へ絶対行かなそうなのがいいですよね。
まあ、まだシーズンが浅いんで何とも言えませんがww。
意外と人間関係が不器用そうな感じが好印象な、私的にはお友達になりたい人の一人ですww。
ジュバル・バレンタイン
俳優：ジェレミー・シスト
主任特別捜査官の右腕として作戦全体を仕切るFBI特別捜査官アシスタント。
こういう仕切る仕事や役職の人がいるのかどうか私はよく分からないのですが、最初からこのスタイルでスタートしてるので、特に疑問に思うことはないですね。確かにいなきゃ作戦が進行しないからいなきゃダメな存在ですよねww。今回改めて納得させられましたわww。
立場的にはマギーやO.A.の直接の上司にあたるの？ よく分かんないわww。
意外と直接的にはこのジュバルの人物像って深く掘り下げられてないんだけど、外殻的に人物像が見えてきて結構シーズン1中盤からは気になる存在の一人になってきましたねww。
意外と義理人情に篤く、リーダーシップがあり捜査官の勘や経験を尊重するなかなかのナイスガイw。
密かにアシスタントから主任特別捜査官に出世したいと思ってるみたいなんだけど・・・なれるといいなぁw。私的にはちょっと応援したくなってしまいますww。
デイナ・モージャー
俳優：セーラ・ウォード
マギーやO.A.達のボスに当たる、主任特別捜査官。この捜査チームのトップの人。
元FBI行動分析課のプロファイラーで冷静沈着なクールビューティー。こういう役どころの人って、権力ぶん回したり人の意見を聞かなかったりって人が多いんですが、意外や意外、表に出さない冷静な人の割に、思いやり深く部下の面倒見のいい人だったりします。
なるほど、キャリアを重ねて上に登りつめる人っていうのは、キャリア志向のほかに、こういう人物像をアメリカ人は理想としてるんだなってちょっと思ってしまったりします。
こういう人の敵は、結局同じようなキャリア組と市長ってことになるわねww。
この辺は今までの定石道理ですわww。
クリステン・チャザル
俳優：エボニー・ノエル
FBIニューヨーク支局のFBIアナリスト、情報分析官です。
いつも支局内でコンピューターと戦いながら豊富な知識と高い情報収集能力で現場の捜査員達をサポートしてます。
実は私の一番の注目株です！
登場する頻度はものすごく多いのに、あまり彼女自身への注目っていうか、個人的なプロフィールっぽいキャラクターの情報ってあんまり出てこないんだよね。でもすっかりチームの一員として重要な役どころだし、キャラ的にも魅力的ww。
情報分析官だけじゃなく、捜査官として現場に出たいと推薦状をもらったりしてるので、今後のシーズンでの活躍に期待が膨らみますよww。
実はシーズン2では新しい相棒ができたり、新人として現場に出るストーリー展開もあるって情報も入ってきてるので楽しみにしてたりもしてますww。
「FBI：特別捜査班」レビュー まとめ
すっかりはまってしまった「FBI：特別捜査班」。
長期人気ヒット作になる匂いがプンプンしてますw。
まだシリーズは浅いし、観るんだったら今がチャーンス！
本格派犯罪捜査ドラマが観たいならおすすめです。
1話完結型でグイグイ引き込まれるスピーディーな展開なので、1話、また1話とついつい連続で観てしまいがちですが、意外と観終わるとドッと疲れてるんで、ここは気をつけてくださいねw。
さすがドラマとして濃いというか無骨っていうか、結構パンチが効いてるんで真剣に観ちゃうんだよねw。特に気負わず何か作業をしながら、ながら観できちゃうタイプのドラマとは対極なんですわw。思わずハラハラしながらジッと観入っちゃいますよwww。
私は連続で4話までと決めて観てますw。
サブスク動画配信サイトでは、ぜひお試しあれw。
ちなみに、ちょっと私事で申し訳ないんですが、VODの視聴について、少し変化があったのでご報告。
最近は、サブスク動画配信サイトのおかげで本当に海外ドラマがたくさん観られるようになって嬉しい限りなんですが、ちょっと、サブスク動画配信との付き合い方が少し私の中で変わってきましたね。
オリジナル作品の場合はしょうがないんですが、動画配信サイトの場合、諸事情によって人気作品でも配信が止まっちゃったり、終了したり、古い作品だと消えて無くなっちゃったりすることって結構あるんだよね。
某役者がやらかした時のことなんか思い出してもらえると、わかるでしょ？
おかげで今は、基本的にはVOD動画配信サイトでドラマや映画は観てるんだけど、本当に気に入った作品というのはDVDやブルーレイで手元にとっておくっていう方法に変わってきてます。
とは言え、サブスク動画配信サイトは便利なことは間違いないし、ドラマを格段に観るようになりましたからね、ぜひうまく自分なりの使い方で海外ドラマを楽しんでみてくださいw。
今回のピックアップで、あなたにとってお気に入りのドラマが見つかれば幸いですわww。
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