HuluやNetflix、U-NEXTなど、インターネットで映画やドラマが見られる動画配信サービスが主流になってきました。ただSVODだのAVODだの専門用語が飛び交っていて違いがよく分からないってことありません?私は最初さっぱりわかりませんでしたww。
そのうちいつかは淘汰されて消えてしまう用語かもしれませんが、現在使われている、
VOD・SVOD・AVOD・TVOD・EST・PPV
これらについて、それぞれのサービスの違いや課金形態などから特徴を説明しておきたいと思います。
動画配信サービスの種類の違い
そもそも何でこんなにいろんな種類があるのかという素朴な疑問がありますよね。
ある日突然、巨大企業が凄い技術力を使ってドカーンッとインターネットに動画配信のシステムを放り込んできたら、たった一つの方法論だけで統一されてたかもしれませんが、残念ながらそうはならなかったんですよね。
映像配信の技術も動画配信の広め方も、実は結構長い時間をかけて各社試行錯誤してきた結果、いろんな方法で動画を見る方法論が出来上がってきたという所があります。
また、動画配信会社がテレビ業界から進出してきたのか、制作販売業界から進出してきたのか、IT業界から進出してきたのかなどでもかなり特徴が変わってきます。やはりその業界の常識と営業方法が色濃く残ったというのも理由の一つです。
デバイスに広がりがあるというのもテレビ放送やDVDレンタルとは違う特徴の一つですね。パソコン以外でもスマホ、タブレット、ゲーム機などでもネット回線につながっていれば見られ、接続さえできればテレビや3DVR機器でも視聴することができます。
とはいえそれぞれの方法論はそれなりに洗練されてきているので、分かりにくいということはないので安心してくださいwww。
VODとは? - 動画配信サービス -
VODとは「Video On Demand(ビデオ・オン・デマンド)」の略。
一般的にはネットで見られる動画配信サービスやシステム全般を指します。
SVOD・AVOD・TVOD・EST・PPVといろいろ種類を分けてますが、全部VODのサービスの一つと考えてもらえばいいと思います。
VODの意味としては、テレビ放送のような番組表があり、その時間にしか見られないデータ配信方式の映像ではなく、自分が見たいときに選んで視聴することができるデータストック方式の動画を指しますね。ネットで再生ボタンを押して観る動画がこれに当たります。
SVODとは? - 定額型動画配信サービス –
SVODとは「Subscription Video On Demand(サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド)」の略。
日本語で言えば、定額型動画配信サービスです。いわゆるサブスクって言われてるのがこれですね。
HuluやNetflixのように定額の月額料金を払えば、用意されているコンテンツは何本でも好きに観ても料金が変わりません。
いわゆる見放題というのがこれで、定額料金以上がかからないので、いろんなジャンルの動画を効率よく観られて、コスパ重視の方にはおすすめです。
ただしレンタル解禁版権の問題で最新作が見られないなどのデメリットもあるので、そこはサイトごとでチェックが必要です。
AVODとは? - 広告型動画配信サービス –
AVODとは「Advertising Video On Demand(アドバタイジング・ビデオ・オン・デマンド)」の略。
動画に広告を掲載することで、無料で動画が見られる動画配信サービスです。動画共有サイトのほとんどがこの形態ですし、テレビのコマーシャルがこれに当たるので馴染み深いんじゃないでしょうかwww。
YouTubeやAbemaTV、TVerなんかもAVODですね。
比較的最新作やテレビ放送のドラマの見逃し視聴ができるのも強みだと思います。
ただし動画共有サイトで分かると思いますが、今のところ画質が良いということないですねww。
また、無料であるというせいもあるんですが、他のVODに比べるとサイクルが早く、数も少ないということが結構あります。その辺はデメリットですが、「無料」というのは見逃せないポイントでもありますwww。
PPVとは? - 課金型動画配信サービス –
PPVとは「Pay Per View(ペイ・パー・ビュー)」の略。
元々はケーブルテレビなどの課金システムだったと思うんですが、最近ではSVODなどにも採用されてきてます。
PPVは作品ごとにその都度課金される方式のことで、見たい作品をその時購入してピンポイントで選んで観られる方法です。最新作が豊富なのが他のVODにはない特徴ですかね。
有名なのではiPhoneやiPod、iPadユーザーにはおなじみiTunes、GoogleのGooglePLAYです。Amazonの動画配信でも採用されてますよ。
PPVはその中でもTVODとESTの2種類に分けることができます。
TVODとは? - レンタル型動画配信サービス –
TVODとは「Transactional Video On Demand(トランザクショナル・ビデオ・オン・デマンド)」の略。
要するにレンタル型の動画配信サービスです。
まだ公式に広まっていない呼び方ですが、TVVODとは別物なので注意しておいてください。TVVODはテレビ局主体でテレビ放送をVOD配信しようというサービスの総称です。名前が似てるので気をつけてねwww。
さて。TVODのレンタルというのは、視聴期間を制限して観る方法で、安価に楽しむことができます。レンタルDVDのデジタル版と考えてもらえば分かりやすいかな? 買うよりレンタルで借りる方が安いし、レンタル期間が来れば返さなきゃいけないっていうのもよく似てます。
ESTとは? - 売切販売型動画配信サービス –
ESTとは「Electric Sell Through(エレクトリック・セル・スルー)」の略。
平たく言えば、ネットで動画ファイルを購入するサービスです。
サイトによってコンテンツファイルを自分のPCなどのストレージへダウンロードする形態と購入先のサイトで無期限でコンテンツを見られる形態とに分かれますが、感覚としてはDVDを買うという感覚に近いでしょうね。
今後5Gになるとどうなるか分かりませんが、一度DLしてしまえば移動先やオフラインでも楽しめるというのが現在の利点でもあります。
これらのTVODやESTは組み合わされて提供されていることが多く、最近ではSVODとの組み合わせも見られるようになってきました。比較的安価で最新作や話題作も豊富な形態なので、ピンポイントでチェックしておきたいという人には便利なサービスとも言えますね。
今の主流は「完全定額制」と「定額で一部PPV」
VODについて細かく区分けしてサービスを紹介しましたが、実際はいろんな組み合わせでサービス展開しているのが現状です。AVODに定額制が組み合わされてたり、SVODにPPVが導入されてたりとサイトによって結構様々。この違いがちょっと複雑でわかりにくいと感じられてしまいがちですが、こうして整理してそれぞれのサービス形態を個別に理解すると少しは分かりやすくなるってもんですwww。
さて、ユーザー側から見た一番使い勝手がいい今の主流は、
「完全定額制のSVOD」と「一部PPVを組み込んだSVOD」の2つじゃないでしょうか。
SVODはどちらかというとヘビーユーザー向け、PPVは流行に敏感なライトユーザー向けという傾向があると思います。
いくら見ても定額のSVODは相変わらずヘビーユーザーに人気が高いですね。意外と追加コンテンツも頻繁に行われているし、Netflixのように独自路線を走っているメーカーも結構あります。
ただやはり新作や話題作が少ないというデメリットがあるため、レンタル先行配信として一部最新作などを課金で見られるようにしていることが非常に多くなってきました。
アマゾンプライムビデオやU-NEXTなどがこれにあたり、現在の主流と考えてもいいかと思いますね。
おすすめの動画配信サービスはどれ?
個人的には現在主流の「SVOD」か「SVOD+一部PPV」がおすすめ。
AVODも良いんですが、結局このサイトにたどり着いてる人ってことはやっぱりそれなりのヘビーユーザーかその予備軍って所でしょ?そういう人は余計な出費を重ねる前に素直にSVODを利用した方が正解ですwww。
ただやはり、いろいろサービスが組み合わされているので、パッと動画配信サービスサイトの課金システムがわかりにくいというのはしょうがないです。
サイトの種類としておすすめはこの辺じゃないでしようか?
これらは「SVOD」または「SVOD+一部PPV」のどちらかの方式のものばかりです。
探せばもっとディープでマニアックなサイトがあると思いますが、まあ、一般的に動画を楽しめる有名なサイトとしてはこんなところだと思います。
自分がどんなコンテンツをよく見ているのか、自分の趣味趣向で使いやすそうなサイトを探してみるのが一番の近道だと思いますよ。
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https://cyberpon.info/vod/
cyberpon.info